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動物たちの言葉

病気療養中シニアフェレットわさび君と2018年の桜~枯木に花が咲いたお話し~

2018年4月5日

いたちのおうちのわさび君はインスリノーマと腎臓疾患(腎不全)を患っています。

推定年齢は8歳です。

この情報だけを見たら、

「外に連れ出すなんてとんでもない!!」

かもしれません。

でも、私たちは、お花見に行きました。

「フェレットをオモチャにしてる」って思う人もいるかもしれません。

そう思う人がいるかもしれないって事は経験上うんざりするほど、この目で見てきた事実なのですが、それを意識し過ぎた結果なのか、何日もかけて数日前に書き上げた最初の今日のこの記事は2万文字近くになりました。

クドクドクドクド、誰に対してだかも分からない予防線を過剰に張り巡らせてるだけみたいな無粋な話。

書きたい事を書いてるだけの個人のブログで、読み手を意識し過ぎた自意識過剰ブロガーあるあるです。

読んで下さっている皆々様に嫌われないよう、私は良い飼い主です!ちゃんとしてるんです!アピールに必死過ぎて逆に見苦しいパターン…

全部、消して書き直しました。

私は桜が好きです。

いたちのおうちスタッフは全員40代…集まれば、ほぼ老人会のような私たちですから、それぞれが「桜」への思い入れが強くなってくる年齢です。

桜とフェレット
フェレットとのお花見あるあると注意事項【それぞれの桜(さくら)にまつわる花言葉と豆知識】精神美・優美な女性だけじゃない?

神話の時代、木之花咲耶姫(このはなさくやひめ)が富士山頂より種を撒いたことで日本に広まったとされる桜。 お花見として多くの人を集める事で、地面を踏み固めて堤防の地盤を強くしよう!後世にもずっとこの町と ...

「一緒にどうですか?」と親切で頂いた可愛いお誘いの声で出来た、せっかくの思い出を、そんなつまらない話にしてしまっては、見事に咲いていたあの満開の桜に失礼だと思いました。

私たちは、わさび君をお花見に連れて行ったのでは無く、わさび君にその桜を見せてあげに行ってきたのです。

ただ、それだけの事。

「見せてあげに行った」と思っていた私が、逆に、その場でまた多くの事をワサビに教えてもらったってお話しです。

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連れて行こうと決めるまでは悩みに悩んだ。準備も念には念を入れて!決めてはやっぱりアニマルコミュニケーション

長ったらしいあーでこーで話は全部消しましたけれど、とりあえず…

今日のお話しの序章となるお話はこちらです。

フェレットのワサビ君
フェレットの愛護施設で救われたのは人の方。いたちのおうちのわさび君とオッちゃんの話し。

今日のお話しは、「人に対して使うにふさわしく無い表現」が多々あるかと思います。 でも、それらは「多くのそういう似たような人」に対しての発言では無く、たった一人の人物にだけあてた言葉であり、その表現です ...

こういう事があったうえで、更に、わさび君は今、病気療養中です。

「治らない」「一生かけて上手に付き合っていってあげる」病気です。

その病気を発症・発覚する少し前、ワサビの行動や態度に「ん?これってば…」って思えるような嬉しい変化が次々に見られるようになってきた事を受けて、プロのアニマルコミュニケーターさんに

アタチはなこ
アタチはなこ
「ワサビ君はどんな気持ちでいるのでしょうか?」
エルといる時とオッちゃん(いたちのおうち住み込みスタッフ)と過ごす毎日(自分もエルのように外へたくさん行きたいと思っているのかオッちゃんと一緒なら部屋だけでも満足してくれているのか)を聞いてみて頂きたいのです。
ワサビ君は年齢の事もあり、外へ出さないのであればもうワクチン接種はやめようかという話し合いをしています。
ワサビ君が外へ出たいと望んでいるのなら、これまで通りワクチン接種をして、外へ出る機会を作ってあげたいですし(略)

と、聞いて頂く機会に恵まれました。

ワサビのそれまでの事、オッちゃんと出会った時の事、オッちゃんと2人で今日まで、ワサビはどんな気持ちで過ごしてきたか…

それはそれは丁寧に、本当に細かくリーディング結果を教えて下さった後、いざ質問への答えとして

前田理子さん
前田理子さん
「行きたい!!」って言ってました

多くのフェレットが集まる場所へ、初めてエルと2人で出かけた時、エルに何やら色々言われたそうです。

無邪気の塊、ちっちゃい体で怖いもの知らずなエルが

える
える
わさびはわさびなんだから、もっと自信持てば良いの!堂々としてれば良いの!大丈夫だから!

って、それが「自信に繋がった」と…

お出かけ大好きなエルが色々とお出かけの楽しい話しをしたのかな…?

それまで小さな狭い世界に閉じこもって、それで良いんだと思い込んでいたワサビが「外の世界」を知って、「楽しいこと」に興味を持って、

わさび
わさび
その機会があるのなら…エルやお父ちゃんと楽しい事をボクも知りたい(やってみたい)

って、理子さんに言ったんだそうです。

※私たちが「オッちゃん」と呼ぶスタッフは、ワサビにとって「お父ちゃん」だった事をその時に知りました。まぁ…当然ですけど。

その頃、もともとエルの得意技(?)「キャリーで寝て待ってるから、いつでもお出かけに連れて行ってくれて良いよ♪」を、ワサビも確実にそうしているかのように見えていた私たちにとって、

これは間違いなく「ワサビもお出掛けしたいって思ってくれ始めてるんだ」って確信が持てた一言でした。

プロのアニマルコミュニケーターである前田理子さんの詳細は

こちら「キキのテーブル アニマルコミュニケーションとは」をお読み頂ければと思います。

正しい気持ちで自然の流れに任せたら物事は光の方にしか進まないのが氣の世界

そうは言ってもそれからすぐに冬を迎え、この子達にとっては、防ぎようのない感染症「インフルエンザ」蔓延の季節。

健康なニョロだって、用が無いなら出来るだけ外出は避けてあげた方が良い時期です。

しかも、ワサビはインスリノーマを発症し、腎不全も発覚しました。

腎不全(腹水の画像あり)インスリノーマと診断されたフェレットわさび君【症状】病気発覚のきっかけは歯!

「腎不全」と診断されたわさび君 病気が分かったきっかけは「歯」でした。 2年足らずの間に3回目の口腔内トラブルを起こし、今まで炎症を起こすたんびに抗生物質で抑えてきたそれを、根治療法に切り替えよう(根 ...

「暖かくなったらさ」

「わさびに、ピンクになった世界…」

「満開の桜を見せてあげたいね」

ずっと、話し合っていた事です。

病気が分かる前に聞いた、ワサビの言葉…

「病気が分かった今もその気持ちは変わってないか?」を理子さんに確かめた方が良いかなって話にはなりませんでした。

私たちが、ワサビに見せてあげたいって思った気持ちは変わっていなかったから、事あるごとにニョロ友達にもそう話してきました。

近所の公園でいつにするかとその予定を立てていたのを見かねたのか、ニョロ友でもあるカメラマンさんに「わさびと桜の写真も撮ってあげるよ!」って、自身のお花見撮影会に誘って頂きました。

連れて行くと決めたら準備は万端に!

いた家スタッフと2人で3ニョロ全員を連れて行きました。

お天気にも恵まれて最高の一日!

すごく大きな公園の中にあるお花見スポットですから、家族連れで楽しんでる方々がたくさんおられました。

子供が苦手な大人に「子供のことを知る」機会をもらいました

私は子供の扱い方がよく分かりません。

はっきり言って、子供に好かれるタイプでもありません。

「あたし、子供嫌いなんだよねぇ」とかわざわざ大きな声で宣言する人の心理はよく分かりませんが、私自身も聞かれれば、「子供に好かれようとは思った事さえ無いです」って答えられてしまう程度には嫌な大人です。

好きとか嫌いとかでは無く、接し方が分からないだけなのですけどね…

だけど私はもともと万人に好かれていたい貪欲な人間です。

でも、だからって、自分を嫌いだという人に取り入ってまで好きになってもらおうとは思いません。

もう43歳という立派な大人ですから、自分がやりたい事をやっている手を止めてまで、わざわざ自分を嫌う人の肩をもんであげるような「時間がもったいない」って年齢なのです。

それが、何か1つの目的を達成するための仲間だったりするのなら、「円滑な人間関係」を築く必要もありますし、一緒に何かをする相手だとしたら、嫌われているより好かれていた方が「やりやすい」と思ってそうする事くらいはあるかもしれませんが、根っからのヒキヲタニートなので、そんな事をする必要もないのです。

…とかなんだとかって、そんな事をグダグダ考えている大人と、子供は仲良くしてくれません。

子供というのは純粋でまっすぐに「物」を見ます。

そういう氣が全ての子供からは出ています。

私は占い師だから分かるのです。

なんか面倒臭い大人だなって一瞬で見抜かれて、私なんて相手にもしてくれない生き物なのですよ。

子供というのはきっと。

「一緒の目的」を持った小さい人

「フェレットを可愛いと思ってる」いわば私の同志みたいな人が

「フェレットを触らせてほしい」とお願いしてきた。

それがたまたま、かなり年下だったというだけで、断る道理なんかどこにも無いっ!

むしろ嬉しい!

フェレットの可愛いところ、この子達の小さい命の温かさに直に触れて知って欲しい!って思いました。

見て下さい!!!この、おっかなびっくりだけど一生懸命な優しい手付き。

「抱っこはこうしてあげて」って教えたら、ちゃんとそうしようと頑張ってくれる。

「わぁ」って喜んでくれる。

「かわいい」ってニコニコするお子さんたちの笑顔が私は嬉しかったです。

ペットの管理は飼い主の務め

写真を見てお分かり頂けると思いますが、3人のお子さんに対して、渡したフェレットは一匹です。

私が抱いているのは友人のニョロで、エルは下でニョロニョロしています。

本当にずっとニョロニョロしていて、写真をその場でチェックしていたカメラマンさんに「今日のエルちゃんは全部(の写真が)ツチノコみたいだね」って言われていました。

エルはその友人が「自由にさせてくれる人」だって知っているので、「エルちゃん良い顔して!こっち向いて!」とか浮かれてしつこくやかましい事を言う飼い主の私より、その友人のソバでこうして、したいだけしたいようにニョロニョロしていました。

自由にさせてくれるカメラマンさんの詳細はこちらで

クリスマスのフェレット
撮影で動物にかかる負担は?フェレット飼いのlittle patchさんなら安心!いたちのおうちで鉄腕!DASH!!

いたちのおうちで撮影会をしてもらう事になったのですが、 私もその準備を手伝わせてもらいました。 いくら「信用できる」とは言ったところで、実際に見てみないと「本当にそれを」信用できるかなんて、「実際の様 ...

そんなエルはすり抜けの名人なので、自由に遊びたい気持ちが強いそういう時は、勝手の分からない人の抱っこは簡単に振りほどいてしまいます。

私の目は一か所しか見られないし、手は二本しかないので、そうなった時に対処が出来ません。

だから、抱っこされ係にはおっとり担当のサスケを任命して、3人には「順番ね」って言いました。

ただ小さいってだけで、子供の方が「優れてる」じゃないか!

子供たちは、ちゃんと順番を守ってくれました。

キャリーで休んでいるワサビを見付けた一人に「あっ!ここにももう一匹いる」って言われた時、

「その子はもうおじいちゃんだから、皆とは遊べないんだ。だからそーっと見るだけにしてね」って言ったら、今度は(そこまでのつもりでは無かったのだけど)口をギュっと結び声を出さず静かに大きく頷いて皆でそーっとキャリーの隙間から中を覗いて見ていました。

「なんだ…そうだったのか。」って、

「子供は素直」な生き物だって、巷の評価を心の底から「本当だ」って思い知らされました。

「言えば分かる」んだなって知りました。

「扱い方」だの「接し方」だのじゃなくて、ただ「そうやって教えてあげれば良いだけ」でした。

大人と何も変わらない…いや、グダグダ裏で余計な事を考える大人なんかより、よっぽど良いです。

子供は、「病気の子を」「シニアを」「外に連れ出しておいて触るなとは何事だ」とか言わないです。

飼い主としてこちら側がお願いした「そーっと見る」まで全部をきちんと素直に守ってくれた上で、「ありがとうございました。」ってお礼まで言ってくれました。

少し泣きそうになりました。

なんだか、色々と勉強になりました。

ペットと楽しく過ごすのに必要な物を子供はちゃんと持ってる

最初から、そこまで計算して全員を連れて行ってた訳なのですが、思っていた以上の事が起きて、私は感動したんです。

フェレットを連れてお出かけするのに良い陽気になってくると

毎年、毎年、必ず一度はどこかから聞こえてくる、

「勝手に触られて腹が立った」

「だったら連れ歩かなきゃ良いじゃねーか」

「そんな(病気・年齢…)フェレットを外に連れ出すなんて」

「関係無いだろ、余計なお世話だ」

等などという発言…

幸いな事に、これまで私がその当事者になった事は一度もありませんが、お問合せから、そういうご相談が(どちら側からも)くる事があるのです。

読んでいていつも思う事なのですが、これらは、そのどちらにも、その根っこにあるのは、「フェレットを思う気持ち」なはずなのに…どうしてそうなっちゃうんだろう…って、悲しい気持ちにさえなります。

悲しいっていうか、もうね、

せっかくの「フェレットを思う気持ち」が根本にあろうと、それが発端だろうと、そこから先が、

自分の意にそぐわない反応や言葉が返ってきたからって、そんな感じに発展させちゃうって事がもう…

ちょっとあれな感じで本当なんかややこしい…っていうか、なんて言うか、

アタチはなこ
アタチはなこ
面倒臭せぇ事やってんなぁ

です。

さっきも言ったように、私は「子供の生態」がよく分かっていないので、子供というのはその全てが「マナーを勉強中の人」だと勝手に思い込んでいました。

だから、私たちは、そういう人に遭遇した時、少しでもその「面倒臭せぇ事」を回避できるように、若くて元気なエルとサスケも連れて行ったのです。

もちろん、「皆でお花見がしたかった」が一番ですが、そうなる事までを想定してそうして行きました。

だけど、「子供と呼ばれる人達」の方がよっぽどマナーがなっていて、よっぽど「目の前のそのフェレットの事だけ見る」優しい目を持ってるって知りました。

わさび君が教えてくれた事

私を含め、変に警戒したり、ギスギスする必要は無いんです。

せっかく、「フェレットを思う」という気持ちは同じニョロ仲間同士、皆が持ってる物なのですから、少し自分のやり方と違っていたくらいで、あーじゃないこーじゃないと騒ぎ立てる必要は無いし、

また逆に、そう言われたからって、気にする事は何も無いんですよ。

あなたがその子にしてあげたいと思った事

あなたがその子とそうしたいと思った事

それは、その子もあなたとそうしたいって思ってる事だと思うんです。

だから、飼い主として「きちんと責任を持って、且つ、安全に」なら、そうしたいように堂々と、そうして良いんですよ。

せっかくのお花見なんですからね、誰かに悪口を言われるんじゃないかなんて怯えて、コソコソと誰にも内緒でしてきたなんて悲しい報告はもうしないで下さい。

正々堂々と「楽しかったね」って、その子と笑いながら幸せなニョロニョロ生活を続けていって下さいね。

「じゃあ、そろそろ帰ろうか」って声を掛けた時の様子

わさび
わさび
ん?また出番ですかな?

って、一番奥からバッチリカメラ目線がワサビです。

ワサビも楽しんでくれたって、お分かり頂けますよね…?

だから、大丈夫!あなたが「楽しいね」って気持ちの時は、この子達も「うん!楽しい」って思ってくれています。

周りの目を気にして変に閉じこもらないで下さいね!!

とは言え、

これから気温が高くなる季節です。

「暑い日」に対策をするのは当たり前の事として、熱中症の対策はきちんと「熱中症になりやすい条件」と「動物たちの熱中症警戒レベル」を知って、

今からもう万全に備えておいてあげて下さいね。

フェレットが春先に熱中症を起こす理由

健やかなニョロニョロ生活を☆彡

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